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第1話

第1話

みなさんこんにちは。山本絵美です。 今回は私のChicago日記を書いていきたいと思います。

09年4月、アメリカに行くと決めてから3ヶ月が経ち不安だらけのまま日本の成田空港を出発してChigcago、O’Hare空港に到着しました。日本代表などでたくさんの国に連れていってもらったけど、各国々(正確には各空港で)それぞれの匂いがあって、Chicagoについて匂いをかいだ瞬間に本当にアメリカに来たんだな~と実感しました。3ヶ月の観光ビザで入国した私は入国審査でつかまり1時間の別室での取調べ。しかも私の前に取調べされていた女性が号泣していたのを見て「帰りたい!!!!」と叫びだしそうになりました。英語のアルファベットくらいしか分からない私にとってこの取調べは辛かった。が、普段の行いが良いのか(!?)、幸いにも全日空の係りの方が私の荷物がずっとバッゲージエリアで回ってるのをみて探しに来てくれて、通訳をして貰い何とか脱出することが出来ました。彼女が天使に見えたのは言うまでもない事ですが(^_^;)チームのオーナーとホストファミリーの方が迎えに来てくれてようやくチームのある場所に向かうことができました。ホストファミリーの奥さんは日本とアイルランドのハーフで日本語が話せるので私にとってはこの上なく力強い味方でした(^_^)v

次の日練習に参加してまだ全然チームが揃ってなく6人くらいで練習をしましたが、そのときの印象は「なんだ。こんなもんか。」と思うくらいアメリカ人の基本練習の出来なさにビックリしました。日が経つにつれメンバーが一人ずつ増えて、最初の日曜日にはプロチームであるChicago Red Starsと練習ゲームをすることが出来ました。この試合で私達は2-1で勝利し私自身も1ゴール1アシストと結果を出す事ができました。

一週間後いよいよリーグが始まり、最初の相手はFC Indianaというチームでそこには5ヶ月前までチームメイトだった阪口選手が所属していました。彼女は私が日本の女子で一番上手だと思う選手で、対戦するのが楽しみでした。試合前にお互いのポジションを見ると丁度対峙する位置にお互いがいて二人でなんでそこなの?逆サイド行ってよ!!といいながら試合がスタートしました。でも試合が始まると彼女は自由に動き出しほぼ逆サイドでプレーしていたのであまり対峙することなく試合が終わりました。

結果は0-4の惨敗・・・。

対戦相手の彼女たちはW-リーグというセミプロリーグの中でなぜかプロとして活動しているチームで各国の代表選手とか揃っていてとっても上手でした。試合後に彼女と会話を交わし、ついこの間までチームメイトだった選手と敵としてしかも、アメリカという違う土地で対戦する不思議な思いを感じた試合でした。

その試合を境に、私は試合に出ることはなくなっていきました。(!?)監督は全ての責任が私にあるかのように話してきてそれからというもの、口も利いてくれなくなりました。「(監督が)練習に来たこともないような選手をいきなり使うからだろ!!」と思いながらも英語が話せないもどかしさや、どう表してよいか分からない感情を抑えながら練習をすることになりました。

ただそれをしっかりと受け止め、練習でもう一度監督に見直させようと練習していたのですがみてくれる事は最後までありませんでした。(「私をみてくれ~!!!」と叫んでましたが(^_^;)) ただそういう姿勢で練習をしていると監督が見てくれなくてもチームメイトはみてくれて、「何でお前試合に出ないんだ?」とか「今日は試合出るか?」と聞いてくれるようになって私が「試合には出ないよ。メンバーじゃないもん!」って言うと監督の事を悪く言うくらいチームのみんなが味方してくれるようになりました。チームメイトはポジションを言い始めて「私が監督だったらこうして、ここでお前を使って・・・・」とか勝手に好き放題言ってました(^_^;)

ただいくら頑張ってチームメイトが見てくれてもメンバーを決めるのは監督であって、選手ではないので私が試合に出ることはなかったんですけどね。ただチームは勝ち星を重ねていたので、なんともモドカシイ思いで何試合も観ているだけという試合が続き、私にとっては初めてこんなに試合に出れない悔しさを知ることになりました。

そのチームには日本人の大学生がインターン研修として通訳をしたいと来ていてくれていて、唯一私がやっていることや考えを分かってくれる人で彼のおかげで私の気持ちがどれだけ救われたか!!と思えるくらいの存在でした。彼は私よりちょろっと背が高いくらいで、ミニミニコンビで一緒にいたのできっとみんなは日本人がめちゃくちゃ小さいという印象を受けたと思います。(まあアメリカ人に比べたら絶対的にちっちゃいけど・・(-_-;))

ただ彼がいくら監督に話しても監督の考えは変わらず、終いには監督は試合のことは何も言ってくるなと選手に向けて言い切ったので、シーズン最後の方では選手の中では不満もかなり広がっていました。(話を聞かないアメリカ人って感じの人で(^_^;))

チームメイトは私が言葉が分からないにもかかわらず、いろいろな所に連れて行ってくれたり話しかけてくれたりとみんな優しく、その中でもFanta(ジュースのファンタと同じ名前(^_^;))の彼女は特に仲良くしてくれました。一緒に遊びに行ったり、ゲームをしたりFantaの家に泊まりに行く事も多々ありました。私が一度ビザの関係で日本に帰国し、また戻ってきたときには通訳の子と一緒に内緒で空港まで迎えに来てくれたり、彼女は本当に私に親切にしてくれました。(ただ一つ理解できなかったのは、彼女はクッキーが好きなんだけど、クッキーを水に浸してから食べるんだよね。牛乳ならまだしも・・・)

チームは最後のregion tournament で2-4と負けてしまい、私の初めてのアメリカでの挑戦が終わってしまいました。

この挑戦で獲られた事は・・・・・・たくさんありますが、なんて言い表してよいか分からないので。・・・・分かりません。ただサッカーを通じて色んな仲間と出会えて、色んな土地に触れて、色んなことを自分の糧として次に繋げるということは私が歩んできている道が間違いではない事を表してくれていると思います。アメリカに来たからMichiganのBrilliantキャンプで皆さんに出会うことも出来たし、そこでサッカーの楽しさを伝えることも出来たと思います。Chicagoでの3ヶ月半、良い事も嫌な事もあったけど、後から思えば全てが経験として私の中に蓄えられていくので結果的には全て良いことだったと今は思えます。3ヵ月半なんて人生で考えたら、一瞬だと思うし。

この後私が次の挑戦として選んだ道は・・・・・・・・・・またまたアメリカ(^_^;)

次は私が今所属しているLaramie County Community CollegeでのFirst yearについて書きたいと思います。(^_^)v  読んでくれた皆さん、ありがとうございます!